☆きつねに嫁入り☆

ひとの意識を覚醒させるきつねのところに、ひょんなことからお嫁にきてしまったわたし(めぐり)の備忘録です。

しあわせの最小単位(しあわせになるための方法)

生きていると、時として自分が分からなくなることがありますね。

 

私はなにをやっているんだろう?

 

私は本当はなにがやりたいんだろう?

 

私のしあわせって、いったいなんなんだろう?

 

そんなとき、ついつい足元ばかり見て生活してしまう自分に気づきます。

 

疲れた身体をひきずるように、ベッドになだれ込むと、今度は地面ではなく天井をながめるチャンスがようやく訪れる毎日。

 

そういうとき、ふと口からため息がもれるようにでてくる言葉があります。

 

『しあわせに、なりたいなぁ』

 

 

 

私はいまでこそ会社員をやめて、ヒーラーとしての仕事に飛び込んだ人間ですが、会社を辞める前には、しょっちゅう同じようなことでため息をついていました。

正直いえば、会社の業務はつらくなかったです。

定時退社でしたし、残業もなかった。

外資系だったので、お給料はよかったし、世界的な大企業なので潰れる心配もない。

そもそも仕事も私の性質に合っており、毎日他の社員の2倍は仕事の量をこなしていました。

半日仕事をして、半日手を抜いて仕事をしていれさえすれば、それでよかった。

時間があまりすぎて、こっそり退社まで、瞑想をしてたときもありました。

 

 

とにかく、楽でした。

 

でも、同時につらい日々の連続でした。

 

でも、しばらく理由が分かりませんでした。

 

 

ひょんなことから、ヒーラーという仕事を始めて、会社で仕事をするつらさはますます加速していきました。

その当時やっている仕事が、楽しくなってしまったのもあります。

以前は本業が終わってから、ヒーラーのセッションをしていたんですね。

休みの土日は、需要が多いためにさらにパンパンなスケジュールでセッションをしていました。

休日10時間とかは、休憩なしでぶっ通しで、ヒーラー業をしていたと思います。

最初は完全に無料のものしかやっていなかったというのに。

でも、ぜんぜんつらくなかったです。

 

 

反面、会社で一日過ごすことがどんどん苦痛になっていく。

そんな日々を過ごしているうちに、私は会社で働いていてどうしてつらくなるのか、その理由を考えるようになりました。

 

 

私はダイヤモンドの鑑定士、という仕事をやっていました。

仕事内容は、文字通りダイヤモンドの鑑定です。

簡単にいえば、ダイヤモンドの質がよいかどうか、点数をつけて、クラス分けをする仕事です。

 

 

私は社内での成績評価システムが、嫌で嫌でたまりませんでした。

これは伝統的なシステムなので、歴史上ずーっと続いてきたものだと思うのですが、基本的に、ミスをしたら点数を引かれる、という評価方法でした。

 

 

足し算の評価ではなく、引き算の評価です。

 

 

私は何度も『この評価の仕方は、チームのためにはならないから、新しい評価システムを考えるべきだ』と上司にうったえました。

なぜなら引き算の評価方式では、そのミスにどうしても焦点が当たってしまうからです。

なんども同じミスを繰り返してしまう人もいます。

そういう人は、どんどん自信を失っていくばかりです。

 

 

こんなところがよかった、あんなところがよかった。

あなたの向いている分野はこういうところだ、こんなところが良くできている。

このような足し算の評価方式でなければ、人というのはやる気を失ってしまいます。

それが、結局回り回って、会社全体に蔓延していきます。

 

 

そもそも『ミスをしない』という評価方式が、人間の性質は合っていないのです。

人は、ロボットではないのですから。

 

 

そういった日々を過ごすうちに、私もロボットになっていきました。

出社し、昼休みの休憩室では誰とも会話せず、無言で会社支給のお弁当を口に入れ、退社までの時間をつぶし、帰宅。

そして、その次の日も次の日も、その生活がリピート再生される日々。

 

 

ある日、私がいつものように冷めたお弁当を口に運んでいると、これまたいつもと同じように、私が言葉も交わさない同僚どうしの愚痴がはじまりました。

くだらない時間だと思っていたので、私はまた、音楽で耳をふさいで、別の世界に逃避しようとしていました。

 

 

『◯◯さんはいつも、私の仕事にケチをつける。いつも私の仕事をチェックするときはきびしい。』

 

 

いつも耳がタコになるくらい耳にしている、本当にくだらない愚痴でしたが、このときばかりは、ハッとしました。

 

 

『私の仕事は、ダイヤモンドの格付けをすることだ。でも、その本質はなんだろう。ダイヤモンドにケチをつけているじゃないか。』

『別にダイヤモンドだって、ケチを付けられたくって結晶化したわけじゃない、どんな結晶でもそれぞれに味があるし、それが多様性、個性っていうものではないのか?』

 

 

『なんだ、私の仕事って、人間の勝手な価値観の押しつけじゃないか。』

 

 

そう気づいた瞬間に、今までもやもやしていた、会社での生き方に対しての違和感が、はっきりとしたものになりました。

 

 

私の仕事の本質は、なにかにケチをつける仕事だ。

だから、私もチーム内でケチをつけたり、つけられたりする。

この会社もお客さんにケチをつけるし、お客さんも私たちの会社にケチをつける人が多い。

このシステムの中にいる限り、私は何かにケチをつけたり、つけられたりする世界で一生を過ごすことになる。

 

 

その日の夜、私は自宅で辞表を書きました。

なんの後悔もありませんでした。

 

 

どうして会社を辞められたんですか?ですか。

気づいてしまったからです。

私の毎日は、だれかの不幸の最小単位になっていたんだと。

 

 

そんな日常を自分で選んでいたのにもかかわらず、ベッドの上で、『しあわせに、なりたいなぁ』なんて思っていましたが、なれるわけがありません。

私は周りの何かに、ケチをつけ続ける毎日を過ごしていたのです。

それで、いつかきっとしあわせになれる、なんて信じていたのです。

いや、そのシステムを疑いもしなかった。

本質を知ろう、本質に気づこうともしていなかった。

だから、しあわせではなかったのでしょう。

 

 

『しあわせになろうとする』って、自分の感覚を研ぎすますことにもっとも近い行為だだと思います。

『幸せになりたい』じゃなくて、『なにをしていると自分は幸せか』に思いを馳せたほうが、よっぽど幸せになれる可能性が高いのではないでしょうか。

やっぱり、人生とはありのままの自分を探すだけの旅なのです。

 

 

一挙一投足。

今考えていること。

今やっていること。

今いる場所。

今付き合っているひとたち。

そのすべてが、あなたのしあわせの最小単位です。

 

 

もしも、あなたのしあわせを表すはずのパズルのピースが、ひとつひとつ、真っ黒だったとしたら。

たとえパズルを完成させたところで、その完成品は、真っ黒にしかなりません。

だったら、そのパズルはもう、ゴミ箱に捨ててしまうことです。

 

 

今の仕事を始めて、感じることがあります。

鑑定士の仕事とは真逆なのです。

生活の最小単位の色が。

それは、勇気をふりしぼって、全ての真っ黒なパズルピースをゴミ箱に投げ捨てた結果でした。

 

 

この人はこんなところが素敵だな。

もしかしたら、仕事で悩んでいるけれど、こういう仕事のほうが合うんじゃないか?

ストレスで身体が疲れていたり、メンタル的に弱っているだけだから、この人は元に戻るだけで、きっと大丈夫だ。

このセッションが終わったら、きっと自分で気がついて、自分でやっていける。

 

 

何かにケチをつけることはもう、ありません。

そこには、相手への安心と信頼があります。

 

 

私のしあわせの最小単位、白のパズルピースはそんなところに落ちています。

だから、いつの日かそれが完成する日が楽しみです。

 

 

あなたの『しあわせの最小単位は』なんですか。

 

 

今日も、私のBlogを読んでくださってありがとう。

今度はあなたにとっての『真っ白なパズルピース』を教えてください。

ななびでした☆

 

 

 

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